静と義経
白い夜明けの 朝もやに
一人静が 咲きました
弁慶とともに 落ち延びた
義経の身を 案じつつ
静は 花になりました朝日を浴びて 颯爽と
一人静の 両脇に
すっくと立った 矢車草
いとしいひとを 守り抜く
決意をこめて 咲きました花に身をかえ 世を忍ぶ
静と義経 燃え尽きぬ
想いを花に こめました五月雨の 降りのこしてや 光堂
遠い昔の 物語
遠い昔の 物語
【一言】
庭の木陰に一人静が咲いた。
実は・・・矢車草はありません。
やはり、静の隣に植えてやろうかな。
これも日本WEB詩人会に掲載した作品です。2003.06.11.UP