ことだま君とひとだま君


ことだま君とひとだま君
お墓の上で すれちがい
いつも元気な ことだま君が
今夜はなぜか しょげている
『なにかあったの
      と ひとだま君
『公園の上を 飛んでたら
 ブッコロ・スウ と ムカツ・クウ
 ボクを襲って きたんだよ
 怖すぎるので 逃げてきた

ことだま君とひとだま君
お墓の前で 花ながめ
ひとだまバアチャの 話しきく
『汚い言葉は 環境汚染
心を どんどん汚してる
 霊峰富士も 今 すでに
 初雪やぶって ゴミ這いまわる
 世界に名だたる ごみの山

ことだま君とひとだま君
ほんとに ほんとにいるんだよ
ブッコロ・スウ や ムカツ・クウ
人より沢山 いるけれど
ボクらは みんな 生きている
きれいな言葉を 使おうよ
きれいな言葉に 囲まれりゃ
よごれた心は 消えていく

遊び心で きたない言葉
活かしてみるのは 良いけれど

きれいな言葉で 暮らそうよ
あかるい心で 生きようよ
ボ ク ら は  み ん な 生 き て い る

【一言】
最近、電車の中で、ムカツクウなんて言いながら、楽しそうに話している高校生の話を聞いて、こんな詩が浮かびました。その高校生たちは、むかつくうなんていう言葉とは裏腹に、環境問題を話し合っていたのです。女子生徒は将来介護師を目指すと言っていました。
 言葉とは不思議なものです。
 この作品は一昨年、日本WEB詩人会に掲載したものです。


ことだま君とひとだま君がブッコロ・スウやムカツ・クウと平和会議をする寸劇にしたかったのですが・・・いずれ そのうちに・・・

2004.4.2.UP